関西国際空港について

関西国際空港について

関西国際空港(かんさいこくさいくうこう Kansai International Airport)は大阪府南部、大阪湾内泉州沖の人工島に作られた第一種空港。日本で2番目の本格的な海上空港である。一般的には『関西空港』や『関空』と呼ばれる(地元関西地方では、『関空』という略称の方がよく使われる。)事が多く、また空港関係者や旅行業界関係者は関空の空港コードの「KIX」から「キックス」と呼ぶ人も居る。当初は「近畿中央国際空港」という名称が構想され、建設中は地元で「関西新空港」「泉州空港」とも呼ばれたが、「関西国際空港」という名称に帰着した。

空港所在地名は泉佐野市泉州空港北・泉南郡田尻町泉州空港中・泉南市泉州空港南。

1994年(平成6年)9月4日に開港。日本の国際空港としては初めて本格的に24時間運用可能となった(24時間運用は新千歳空港が最初)。

空港の設置・運営は、国・地方自治体・民間の出資で設立された政府指定特殊会社「関西国際空港株式会社(Kansai International Airport,Co., Ltd.: KIAC)」が行う、政府系特殊会社とはいえ、空港自体の設置および運用・管理を株式会社組織が行う世界初の国際空港である。

空港ターミナルビルの設計者は、コンペの結果イタリア人建築家のレンゾ・ピアノが担当した。2007年2月には、格付機関のムーディーズインベスターズサービスから、長期債務の格付けについて最高位のAaa(トリプルエー)を与えられた。

米国土木学会(ASCE)によって20世紀の10大プロジェクトを選ぶ「Monuments of Millennium」の「空港の設計・開発」部門に選定された他、イギリスの調査会社SKYTRAXによる「AIRPORT of the YEAR 2006」で、顧客満足度世界第4位の空港に選ばれた(詳細は「海外からの評価」を参照)ちなみにトイレの清潔度は世界第1位である。

空港島と直結した対岸には、空港関連施設の広大な用地りんくうタウンが広がっている。当初は、大阪府や地元泉佐野市が、買収した用地を民間企業に分譲することで収益を上げる予定だったが、進出する企業が少なく、一部の処分方法を企業負担の少ない定期借地権方式に切り替え、企業の進出を促した結果、進出が相次いだ。こうした空港周辺の企業進出を促進する為のインフラ整備も図られたが、1985年(昭和60年)12月に当時の中曽根康弘内閣が『関西国際空港関連施設整備大綱』を閣議決定した。この中で鉄道整備、高速道路網整備、上水道整備などが図られたが、水道に関しては紀の川からの取水が検討され、当時建設省が計画していた紀の川大堰からの分水(大阪分水)に依存する事とした。だが水利権を有する和歌山県が反発し交渉妥結まで2年を費やした。